草本


アマナ [ユリ科アマナ属] 
我が家の庭の一隅に、いつの頃からか花を見るようになった。植えた憶えは無く、何故此処に咲くのかも定かでない。
クサソテツ (別名コゴミ)[オシダ科クサソテツ属] 我が家の田んぼの土手に、20年ほど以前に移植したもので、今の時期、若芽を摘んで天ぷら、和え物にして食している。蘇鉄に似るところからこの名がある。
キランソウ (別名ジゴクノカマノフタ)[シソ科キランソウ属]
日当たりの良い田んぼの畦に、所により群生している。別名は「咳・解熱などに薬効があり、、病魔に冒され地獄へ行くはずだった人が、キランソウを煎じて飲むと、病気が治まり、地獄の釜の蓋が閉まって、死ななくなる」という意味で付けられた。
タネツケバナ [アブラナ科タネツケバナ属]種がはじけて飛び散り、繁殖力の強い草。人間にとってはやっかいな植物である。でも花はクローズアップでみるとなかなかのもの・・・。名前の由来も種がやたらと飛び散るところから。 カタクリ [ユリ科カタクリ属]里山の喪失で、ほとんど見られなくなったと言われる「カタクリ」の群生地が、町内にあることを聞き、早速撮影に飛びつけた。およそ2畝(200u)ほどの傾斜の山地いっぱいに、美事に咲き競っていた。ショウジョウバカマと混生していたが、生育条件が似ているのだろうか。地主の方が、毎年草を刈るなど親身の管理をされているため、自生範囲が広がりつつある。 カタクリ part 2
ショウジョウバカマ [ユリ科ショウジョウバカマ属]タクリに混じって自生していたが、開花の時期のずれのせいか、鮮やかな朱色と、ピンク色のと二色の花を楽しむことができた。 ヤマエンゴサク [ケシ科キケマン属]図鑑を見るとエンゴサクの種類はエゾエンゴサク・ヤマエンゴサク・ジロボウエンゴサク・ミチノクエンゴサクの4種あるとある。そのいずれとも葉の形が違うような気がするので、特定できないでいたが、美濃加茂市Kさんのご指摘もあり、いろいろな図鑑を調べて確認できた。なお花の色・葉の形に数種の相違があることをネット検索で知った。 コイワカガミ [イワウメ科イワカガミ属]イワカガミの仲間は、山渓ハンディ図鑑によると、イワカガミ・オオイワカガミ・ヤマイワカガミ・アカバナヒメイワカガミがあるとされている。また別の図鑑で高山に自生する「コイワカガミ」が紹介されている。葉の鋸歯の特徴から二ツ森のイワカガミは、「コイワカガミ」のようである。
コイワカガミ part 2二ツ森では、標高1000m(コウモリ岩付近)から、頂上にかけて、岩場に小さな群落をつくりながら自生していて、花の時期が終わりかけたものから、これから満開を迎えるものまで段階的に見ることができたし、花の色の薄いもの、濃いものが見受けられた。いずれにしても、非常に貴重な自生地であると思った。 イワギボウシ [ユリ科ギボウシ属]二ツ森頂上の眼下の大きな岩の割れ目に自生していた。花の時期は秋とある。オオバギボウシなど他の種は夏咲きである。 ヒカリゴケ [蘚類(せんるい)ヒカリゴケ科]二ツ森西側の標高1000m付近のコウモリ岩(コウモリが棲息しているのでこの名が付いた)の巨大な岩の下側(洞窟)に自生している。世界に一種のみの貴重なコケで、胞子が発芽してできる原糸体にはレンズ状の細胞が多く、それらが土の表面に一面に並び、それぞれが光を反射して黄緑色に光るものである。写真の中心の黄緑色がそれで、カメラのフラッシュに反射したもの。           説明は[山渓フィールドブックスしだ・こけ]による。
ヒメシャガ [アヤメ科アヤメ属] 木陰や岩場に生える高さ20〜30cmほどの花である。岐阜県の絶滅のおそれのある野生生物(岐阜県レッドデータブック)で絶滅危惧U類に指定されている。写真の場所は人工で築いた石垣の隙間に生えていて、自生したものか、移植されたものかは定かではない。 クモキリソウ [ラン科クモキリソウ属] 山中で発見したクモキリソウ。最初(昨年)はオオバコかギボウシの種類かと思いながらも気になっていて、今年注意して観察したところ、どうやら「クモキリソウ」と分かった。似た種にジガバチソウ・スズムシソウ・セイタカスズムシソウなど図鑑にあるが、花の形で名前が付けられている。 クモキリソウ part 2 クモキリソウの花。色は淡緑色、萼片、側花弁は管状。唇弁の先は丸く下方に反曲する。ずい柱の先端はカマキリの頭状で、黄色の花粉塊がある。
アカバナユウゲショウ [アカバナ科マツヨイグサ属] 花色が紅色なので“アカバナ”午後から夕方に開花するので“夕化粧(ユウゲショウ)”という艶っぽい名が付けられた。江戸末期に米国大陸から渡来して野生化したという。 カキドオシ [シソ科カキドオシ属]つる性の茎がどんどん伸びて、垣根を越えて隣家の庭へと侵入することがあり、そこからこの名が付いたという。 イワレンゲ [ベンケイソウ科イワレンゲ属]いつの頃からか家の周りの石垣などで繁殖している。花は10〜20cmほどの円錐形の花序に、数百の花が集合する。雨水が、梅雨の晴れ間の陽光に当たって水晶のような輝きを見せている。
キンラン [ラン科キンラン属]岐阜県レッドデータブックで、準絶滅危惧に指定されている種である。実際に目にすることは稀で、この写真は郵便を配達している方から、場所を教えて貰い撮したもので、残った二輪は開きかけである。道路端で、掘り採られる心配大である。 ヤブカンゾウ [ユリ科ワスレグサ属]ほ場整備や道路整備で少なくなった。これは竹藪の縁で僅かに一本咲いていたのを撮したもの。花が八重のがヤブカンゾウ。一重のものがノカンゾウという。仲間にニッコウキスゲなどがある。 マルバマンネングサ [ベンケイソウ科]家の付近に以前から生えていて、繁殖力も強く、放っておくと除去に大変なくらい。最初の種名に誤りがあり、美濃加茂市のKさんのご指摘で訂正しました。
ニッコウキスゲ [ユリ科ワスレグサ属] 同じ属の「ユウスゲ」か・・・と迷ったが、期待を込めて「ニッコウキスゲ」とした。たった一輪しか咲いていず、今後増えることを願いながら後にした。 ヒメトラノオ [ゴマノハグサ科クワガタソウ属]トラノオの名が付く植物は「山と渓谷社」の[野草の名前・夏]によると、オカトラノオ・ヌマトラノオ・ヒメトラノオ・ナンブトラノオ・ハルトラノオ・イブキトラノオの6種が紹介されている。ヒメトラノオを見るのは初めてで、佐見地内で目にすることができ楽しい気分になった。 トンボソウ [ラン科]
花の形が蜻蛉に似ているところからこの名が付いた。花を見る角度によって、なるほどと思う形が見える。林地を探し回って10株ほど確認した(1葉、2葉のものも含めて)。絶対数は少ないと思えた。
ノギラン part 2 [ユリ科ノギラン属]7/28付けでも登載したが、今日のはロゼット状の根出葉と総状花序の姿がよく分かるのであえて再掲した。 ノギラン part 3小さな花が多く付いていることが分かる。茶色っぽくみえるのは雄しべで、一つの花に6個ある。なおこの場所には20〜30株自生していて、環境が適しているのだろうと思えた。周囲の緑の葉は笹である。 ヒヨドリバナ [キク科ヒヨドリバナ属]名の由来は、鵯(ヒヨドリ)が鳴く頃に咲くから・・・が定説とも言うが、ヒヨドリは春先から鳴いていて当たらない。花が終わった後に綿毛が現れ、炎をとるための材料とした・・・つまり「火取花」・・・が訛って「ヒヨドリバナ」になったのでは・・・が説得力がありそうである。アブハエらしきものが止まっているが、これは偶然・・・。
アキノタムラソウ [シソ科アキギリ属] 「秋の多紫草」であるが、夏に咲くよく似た花と区別するため此の名が付いたという。「アキノタムラサキソウ」が短縮化されて「アキノタムラソウ」になった。 イチヤクソウ (一薬草) [イチヤクソウ科イチヤクソウ属] 林内の笹の中に一株のみひっそりとたたずんでいた。同行のK(女性)さんがめざとく見つけたもので、とりあえずそっとしておくことに・・・。全草を乾燥して薬用にしたことから此の名が付いた。 クサノオウ [ケシ科クサノオウ属]皮膚のできものを“瘡(くさ)”といい、この草は瘡治療の特効薬で、瘡の病に対しては王様のように頼もしかった・・・ところからこの名が付いたという。
ボタンヅル [キンポウゲ科センニンソウ属] 葉がボタンに似ていて、外の木に絡まりながらツルを伸ばすので此の名がある。 ヌスビトハギ [マメ科ヌスビトハギ属]林道沿いなどでよく見かける。細かい花を無数につけるが、実になると皮の表面に毛が密生する。 イワタバコ [イワタバコ科イワタバコ属]飛騨川沿いの険しい岸壁の、谷に沿った場所に群生していて、美事であった。道より上側にのみ見られ、道下(川岸)には見当たらなかったが、これは大水が出ると道の傍まで洗われることがあるので、定着できないのではと思った。
ヒトツバ [ウラボン科ヒトツバ属]見上げる高い岸壁に群生していた。飛騨川沿いでは随所で目に付く植物[シダ類]である。 コケシノブ [コケシノブ科]薄暗い岸壁を、びっしり覆っている。その間からヒトツバが顔を出している。自生面積は広くない。 ベニバナボロギク [キク科ベニバナボロギク属] アメリカ原産で、1946年九州で発見され急速に広まったという。花が終わりかけると「総包」が下へ開き、白色の毛が球状になる。これを「ぼろ」という。
ユウスゲ [ユリ科ワスレナグサ属]ニッコウキスゲににて優雅な趣を持している。夕方から翌朝まで開花していて、昼間は萎んでやがて落ちる。ユウスゲの名は、そこから来ている。仲間にニッコウキスゲの他ノカンゾウ・ヤブカンゾオ・ヒメカンゾウがある。 ツチアケビ [ラン科ツチアケビ属] 黒川中新田の山地(道路に沿った林縁)の笹藪の中に自生していた。茎に花を多数付けているが葉はない。地下に太い根があり、菌根という。この菌根とナラタケ菌とが共生してこの植物を生長させるという。秋にウインナーソーセージに似た実を付ける。この実がアケビにも似ているのでこの名がある。 シュウカイドウ(秋海棠) [シュウカイドウ科シュウカイドウ属]中国南部と東南アジアが原産地。日本では関東以西の暖地で野生化しているとのこと。この写真も竹藪で撮ったが、昨年から目についていたものである。何処からか種が運ばれてきたものとみえる。なお名は、中国名の「秋海棠」を音読みしたもの。楊貴妃にまつわる話もあるので興味のある方はそちらを調べてみては・・・。
フタリシズカ [センリョウ科チャラン属]名前の由来は、能の『二人静』から。『二人静』とは、静御前の亡霊が取り憑いた菜摘女と、静の亡霊がまったく同じ姿で踊るという内容のもの。 アレチヌスビトハギ [マメ科ヌスビトハギ属]当初「ミヤギノハギ」としていたが、川辺町のYさんのご指摘で訂正した。林道沿いで2〜3箇所に見られるが、繁殖力が強く、広がる恐れ大である。節果に3つのくびれがあるのが特徴。この実には細かい毛が密生していて、動物や衣服によって運ばれて繁殖する。 ノダケ [セリ科シシウド属]ウドに似た花が咲くが、名前は「野竹(ノダケ)」である。奈良時代から薬草として用いられ、江戸時代にこの名が確立したとある。前の谷沿いに10株ほど自生している。花の集合[花序]は傘形に見える。吸蜜している昆虫は、ハチのようだが種類は不明。
ノダケ part 2花の色は暗赤色と説明されている。赤紫色にも見える。 ミゾソバ [タデ科イヌタデ属]田んぼの縁や溝で普通に見られる。花は小さいがとても美しく、清楚である。ソバの葉に似るところからこの名が付いたという。 ママコノシリヌグイ [タテ科タデ属]三角状の葉の裏側の、主葉脈に沿って刺がある。「継子」をいじめるため、厠の落とし紙として、この葉を置いた・・・・というところからこの名が付いたという。しかし花は、とても可憐で美しい。止まっているのはハエの一種。
アキチョウジ ? [シソ科ヤマハッカ属] アキチョウジかセキヤノアキチョウジか、比較するサンプルがないため厳格には特定できずにいる。 その 2〜b すべて無毛。花の長さ5mmくらい。その1・その2とも花びらの上唇に斑点は無い。 ヤマハッカ その1〜a [シソ科ヤマハッカ属]平凡社『日本の野生植物 草本(フイールド版)によると、aヤマハッカ(変種オオバヤマハッカ)・bイヌヤマハッカ(変種cコウシンヤマハッカ・コマヤマハッカ・タイリンヤマハッカ)の6種が説明されている。図鑑の写真はa.b.cの3種のみ載っている。前山で見たのは2種で、その1と、その2として登載した。なお「チクマハッカ」はイヌハッカの別名か。[ヤマハッカではなく、別の種かも・・・?]
 その1には茎・葉の表裏・萼・花すべてに細毛がある。(1〜c参照)
ヤマハッカ その 2〜a その2は 、草丈35cm、葉が細く、全体に無毛である。 キツネノマゴ part 2 花のクローズアップ花の直径は5mmほど。名前が分かりました。「愛知の野草」で見つけ、他の図鑑で確認できました。図鑑の花の色が赤っぽく、それに惑わされたようです。花の穂が狐の尾に似ているが、小さいので“孫”と呼んだとある。 ヤマハッカ その1〜b 花の長さ3mmと細かい。
ヤマハッカ その 1〜c 細毛の状態 このように全身細毛で覆われている。 キツリフネ [ツリフネソウ科ツリフネソウ属]黄色の花をつけるツリフネソウで、竹藪の縁に、数本生育していた。「ツリフネソウ」の花の色は図鑑ではピンク色をしている。 オクモミジハグマ [キク科モミジハグマ属]ヒノキの植林の下に群生していた。葉の切れ込みが図鑑による「オクモミジハグマ」と「モミジハグマ」の中間に有るように思えるが、やはり「オクモミジハグマ」とした方が良さそうであり、訂正する。
オクモミジハグマの花ヒノキの植林の沢沿いに静かなたたずまいを見せていました。 アゼムシロ [キキョウ科ミゾカクシ属]田んぼの畦を覆い隠すように広がるのでこの名が付いた。花の大きさは15mm×10mm。花びらは5枚で2枚は横に、3枚は前向きに付いている。気をつけていないと見過ごすほどの小さな花であるが、クローズアップで見るとなかなか捨てがたい。鳥が羽を広げているようだ。 ツルボ [ユリ科ツルボ属] 草刈りの合間を縫ってあわただしく顔をだしたツルボ。球根がラッキョのようにつるつる坊主であるため、この名が付いたという。
キケンショウマ [キンポウゲ科サラシナショウマ属]当初種類が解らなかったが、美濃加茂市のKさんからご教示いただいた。オオバショウマの仲間であるが、葉柄のつき方が「キケンショウマ」は楯形につき、オオバショウマは葉の切れ込みの箇所についている。新しい種を一つ知ることができた。 マルバルコウ part 2 あざやかな朱色であるため、花は小さいが(長さ3cm直径1,5cmくらい)よく目立っている。 マルバルコウ [ヒルガオ科]山際の荒れ畑の隅に、一株だけ生育している。昨年発見したが、そのままである。熱帯アメリカ原産の帰化植物とのことだが、どのような経路でこの場所に生えているのか見当も付かない。
アキカラマツ [キンポーゲ科カラマツソウ属]
花がカラマツの葉に似ていて、夏以外に秋にも咲くのでこの名がある。
キケンショウマの花序 ゲンノショウコ[フウロソウ科フウロソウ属]
赤花と白花があり、赤花は少ない。
イシミカワ [タデ科タデ属]06-10-09撮影
秋にこのような実をつけ、中の黒い実が石のように堅く、「石実皮」という説がある。
ヤクシソウ [キク科ニタビラコ属]06-10-12撮影
にが菜の名もあり食べられていたが、苦いので薬になると思われて「薬師草」の名がついた。
アキノキリンソウ [キク科アキノキリンソウ属]
別名「アワダチソウ」ベンケイソウ科のキリンソウに花が似ていて、秋に咲くのでこの名がつく。
ナギナタコウジュ [シソ科ナギナタコウジュ属06-10-17撮影
花が花穂の片側だけにつき花穂は弓なりで薙刀の刃先を思わせるところからこの名に。
フユノハナワラビ[ハナヤスリ科ハナワラビ属]06-12-08撮影
アカハナワラビ・フユノハナワラビ・オオハナワラビの3種は互いによく似ている。この内、冬に葉のすべてが赤銅色に紅葉するのはアカハナワラビだけであり、フユノハナワラビは冬に葉が少し赤みを帯びる。それと葉が一枚であることで見分ける。。
ミカエリソウ [シソ科テンニンソウ属06-10-17撮影
当初「カワミドリ」としていたが、美濃加茂市Kさんの指摘により「ミカエリソウ」と確認訂正した。七宗町地内で撮した。
コウヤボウキ [キク科コウヤボウキ属]06-10-17撮影
高野山では弘法大師が果樹と共に竹を植えることを禁止。竹箒の代わりに本種を束ねて箒にしたのが名の由来。
フクオウソウ [キク科06-09-22撮影
クサヤツデでは?と期待したが、今年茎と花の付き方を見て、「フクオウソウ」と改めた。(美濃加茂市のKさんのご指摘による)
エンシュウハグマ [キク科]06-10-17撮影
七宗地内で見掛けたハグマ。葉の切れ込みが深く、近くに自生するモミジハグマとは明らかな相違がある。図鑑に拠れば静岡県西部の遠州に自生するのでこの名があるという。
メハジキ [シソ科メハジキ属]
黒川地内の林道の山手で見つけた。以前から自生していたという記憶はないので、いずこからか持ち込まれたものかよく分からない。
オオバコウモリ [キク科]
葉の形が図鑑による限り該当するものが見あたらず「オオバコウモリ」としたが、自信はない。葉には鋸歯がある。日陰の林内に自生していたが数は少ない。
セリバオウレン [キンポウゲ科]07−03−27撮影
D80−18〜200mm

美濃加茂市のKさんのご指摘で「セリバオウレン」と特定できた。図鑑をもっと丁寧に検索しなければと反省(近くの林内で撮影)
セリバオウレン part 2 花のクローズアップ

花弁は5個で白色、細長い(がくが変化したもの)。花の直径は1cmほどで、雌しべは既に種子になっている。
ムラサキハナナ [アブラナ科]
別名ハナダイコン・ショカツサイなど。

最近家の周りによく自生するようになった。種を買って播いたというはっきりした記憶もなく、なぜ自生するのか知り得ていない。(中国原産栽培種)
ヒメオドリコソウ [シソ科オドリコソウ属]
07−04−03撮影D80−18〜200mm

繁殖力が強く、田の土手一面に咲き誇っている。祭りの花笠踊りを連想してこの名が付いたというが日本人の繊細な心根が伝わってくる
ブドウムスカリ [ユリ科]07−04−03撮影
D80−18〜200mm

ムスリカは地中海沿岸に50〜60種あり、その中の一つで栽培していたのが野生化したもの。土手一杯に広がりつつある。
スミレサイシン?[スミレ科スミレ属]
07−04−03撮影D80−18〜200mm

種類が特定できないが、「スミレサイシン」らしいので一応そうしておく。
ショウジョウバカマ part 2 [ユリ科ショウジョウバカマ属] 07−04−08撮影
D80−18〜200mm

石仏・夢の杜の「蛙ヶ池」に咲いている。
シュンラン [ラン科シュンラン属]07−04−03撮影 D80−18〜200mm
山で見かけることは、非常に少なくなった。植林が進み雑木林が少なくなったのが原因である。
キランソウ part 2
マツバウンラン [ゴマノハグサ科ウンラン属]
07−04−24撮影 D80−18〜200mm

葉が細くて松葉状であるためこの名が付いたという。(かさはら潮見の森で撮影)
ケマンソウ [ケシ科コマクサ属]07−04−24撮影 D80−18〜200mm
家の庭で毎年咲く。図鑑のケマンソウと姿形は一緒であるが、花の色が相違するので、こちらは栽培種か・・・・・と思っている。
ムラサキケマン [ケシ科キケマン属]07−04−24 D80−18〜200mm
この花も毎年庭のあちこちに顔を出す。栽培した憶えはないが、野草として昔からあったものでもない。
ニワゼキショウ [アヤメ科ニワゼキショウ属]
07−05−28撮影 D80−18〜200mm

「セキショウ」の葉に少しだけ似て、「庭」の芝によく現れるのでこの名がある。繁殖力旺盛である。
ニワゼキショウ PART 2 
D80−18〜200mm

これだけ群生しているとなかなかのもの。
アカバナ [アカバナ科アカバナ属]
07−05−28撮影 D80−18〜200mm

初夏の花である。秋に葉や茎が赤くなるので、また食べれるので「赤葉菜」の名が付いたという。花もピンクで美しい。
ムラサキツメクサ [マメ科シャジクソウ属]
07−05−29撮影 D80−18〜200mm

白花を「シロツメクサ」と呼ぶ。シロツメクサは田の畦に良く繁殖しているが、ムラサキツメクサは希である。
ブタナ [キク科エゾコウゾリナ属属]
07−05−29撮影 D80−18〜200mm

タンポポによく似た花が咲く。茎が長い。ヨーロッパ原産、道路工事などで繁殖し始めたと思われる。。
タナ part 2
花びらの先が5裂している。
D80−18〜200mm接写モードで撮影。
ブタナ part 3 
川の土手に群生している。最近目立つようになった。
ヤグルマソウ [ユキノシタ科ヤグルマソウ属]
07−05−29撮影 D80−18〜200mm

五枚の葉が矢車の矢羽に似るところからこの名が付いた。
アマドコロ [ユリ科アマドコロ属]07−05−29撮影 D80−18〜200mm
根(地下茎)がヤマノイモ科のトコロ[オニドコロ]に似ていて、食べると甘みがあるところからこの名がある。[ナルコユリ]に似ているが、花と花柄の接点に緑の突起がなく、茎が四角張っている。
キンラン [ラン科キンラン属] 07−06−04撮影 D80−18〜200mm
花色が鮮やかな黄色をしているのでこの名がある。これは林道沿いで見つけたが、盗掘が心配である。
キンラン part 2
自然界の不思議さを感じさせる花である。
フタリシズカ [センリョウ科] 07−06−04撮影
D80−18〜200mm

ヒノキの植林の中に数株自生していた。図鑑によると「キビヒトリシズカ」に姿が似ている。開花の時期が違うようでもあり、どうやら「フタリシズカ」のようである。
フトヒルムシロ [ヒルムシロ科]
07−06−27撮影 D80−18〜200mm

水面に浮かぶ楕円形の浮水葉の上でヒルが日向ぼっこするかもしれないと想像して、ヒルムシロという名が付けられたという。(左側の葉の上に何かの幼虫が乗っている・・・) 
ミズバショウ [サトイモ科ミズバショウ属]
07−06−27撮影 D80−18〜200mm

標高1.100mほどの小さい池の畔で撮影。この時期まだ蕾であった。 
ニガクサ [シソ科ニガクサ属]
07−07−22撮影 D80−18〜200mm

川縁の竹藪の縁に咲いていた。やや湿った半日陰を好むとあるが、そのような環境に自生していた。
アカショウマ [ユキノシタ科チダケサシ属]
07−07−22撮影 D80−18〜200mm

葉柄や茎の下部に赤みがあることで他の草と区別される。
オカトラノオ [サクラソウ科オカトラノオ属]
07−07−22撮影 D80−18〜200mm

虎の尾に似た花穂をつけ、身近な丘に自生するのでこの名が付いた。
ニッコウキスゲ [ユリ科ワスレグサ属]
07−07−25撮影 D80−18〜200mm

「ニッコウキスゲ」ということで親戚からもらって移植したものであるが、花弁の先が丸みを帯びているのが気に掛かる。栽培種かも知れない。
ツユクサ [ツユクサ科ツユクサ属]
07−09−04撮影 D80−18〜200mm

奈良・平安時代には、花汁をつけて染めたので
“つきくさ”、後にツユクサになったという。
イボクサ [ツユクサ科ツユクサ属]07−09−07撮影 D80−18〜200mm
「夢の杜」の道ばたに咲いていた。ツユクサにはほかに、白色のトキワツユクサ、紅紫色のムラサキツユクサがある。
フシグロセンノウ [ナデシコ科センノウ属]
07−09−04撮影 D80−18〜200mm

茎の節の辺が少し黒く見えるのでこの名がある。なお 「センノウ」は、中国産の仙翁花(せんのうげ)に似た花であることから付けられた。
シラヒゲソウ [ユキノシタ科ウメバチソウ属]07−09−19撮影 D80−18〜200mm
少し湿った場所に自生していて、良く繁殖している。岐阜県絶滅危惧種に指定されている。
アケボノソウ [リンドウ科センブリ属] 07−09−19撮影 D80−18〜200mm
山中の県道沿いで撮影。近くの林道沿いでも見られ、毎年開花を楽しみにしているポイントである。
マツムシソウ [マツムシソウ科マツムシソウ属]07−09−19撮影 D80−18〜200mm
標高のやや高い(600mほど)野原にまばらに咲いていた。当地では、自生している場所が少ないように思える。
ガマ [ガマ科ガマ属]07−09−19撮影 D80−18〜200mm
標高800mほどの人工池に数本生えていた。元々当地では自生しないので植えられたものと考えられる。
シラタマホシクサ [ホシクサ科ホシクサ属]07−09−19撮影
ガマのある池の端に群生していた。バックに見える浮き草はヒルムシロである。(先に紹介)
メヤブマオ [イラクサ科カラムシ属]07−10−07撮影 D80−18〜200mm
飛騨川右岸支流の小川で撮す。
スズメウリ [ウリ科スズメウリ属]07−10−07撮影 D80−18〜200mm
小川で撮影。
ホシアサガオ [ヒルガオ科サツマイモ属]07−10−07撮影
D80−18〜200mm

小川で撮影。北米原産。
ホウチャクソウ [ユリ科チゴユリ属]07−10−07撮影
D80−18〜200mm

小川で撮影。
ツルアリドオシ [アカネ科ツルアリドオシ属]07−10−07撮影 D80−18〜200mm
小川で撮影。
inserted by FC2 system