両生類・魚類・は虫類・甲殻類

モリアオガエル [アオガエル科]池の水際にいるところ。これは雄で、雌の来るのを待っているらしい。人の気配で一端池に飛び込み潜っているが、やがて息が切れ浮かび上がってくる。このカエルは泳ぎは下手のようだ。
 足の指は木に登れるように長く、先が丸くなっていて掴みやすいようになっている。なをモリアオガエルの特徴の一つは、目玉の縁が赤いこと。
モリアオガエル part 2 別の個体が水に浮いているところ。後ろ足には小さな水かきが認められる。 モリアオガエル part 3この個体は色が褐色である
モリアオガエル part 4面白い姿態である。腰に手をあてがって坂道を登っているみたい・・・・・?。この状態がしばらく続いていた。 モリアオガエル part 5池の上の枯れ木で休息?・・・、それとも雌を待っているのか・・・?。 手摺りのモリアオガエル このカエルは、近寄った瞬間、池に飛び込み隠れてしまった。
ツチガエル [アカガエル科1匹の雌に、2匹の雄が・・・。真ん中の大きいのが卵を持った雌のようである。ツチガエルの鳴き声も透明感があってなかなか美しい。 ニホンイモリ (アカハライモリ)[イモリ科]夢の杜の池の主を自認しているニホンイモリ。もっとも池をつくったとき真っ先にやってきたのはイモリであり、先住権を主張してもおかしくないが、このところ何種類かの蛙族にお株を奪われて面白くない様子でもある。これはお腹に卵を持った雌で、間もなく産卵の時期を迎えているようである。 ニホンアマガエル [アマガエル科]「ニホンアマガエル」としたが、アマガエルの特徴である「鼻先から鼓膜の後ろまでの黒い帯」がはっきりしていない。さりとて他に該当するカエルもいないので、とりあえずこのままにしておく。夜山地の林道上でフラッシュ撮影したものである。(山中にいるのが不思議といえば不思議でもある)。
抱き合うモリアオガエル  産卵のときは、1匹のメスに複数のオスが絡みつくことがある。これは昼間であり、この状態でじっとしている姿は、産卵を待っているのか休んでいるのか分からない。おそらく中にメスがいるものと思われる。 モリアオガエル−卵塊池の水面から3mほどの高さの、ミヤマウメモドキの枝に、一個だけ産み付けていた。オタマジャクシが幼生になり、林の中に消えて行ってから丸3年立って戻ってきたもの。右上の幹の先に、産卵を終えた雌であろうか、休んでいるのが見える。 樹上のモリアオガエル (雌雄は分からない)日中、近寄ってもこの姿勢でじっとしていた。
ヤマアカガエル part 1[アカガエル科]このカエルも人の気配であわてて水に飛び込んだものの、長くは潜っていられず浮いてきたところ。池の中で観察したのは初めてである。 ヤマアカガエル part 2 [アカガエル科]特徴は、色が赤茶色であること、背と脇腹の境の筋が、目の後ろで内側に曲がっていること。よく似た種の「ニホンアカガエル」は、この筋がほぼ直線に付いていることで区別できる。ニホンアカガエルの生息地も、ヤマアカガエルとほぼ同じである。どちらのカエルも産卵すると休眠(春眠)する。ヒキガエルも産卵の後休眠するが、その理由として考えられるのは、産卵の時期が早く、そのまま地上にいても昆虫などの餌が無いので、一時休眠し、昆虫の出るのを待つのでは・・・・。これは私の推測である。 モリアオガエルの卵塊 part 2 池の上のイヌツゲに4個目の卵塊がぶら下がったところ。
シュレーゲルアオガエル [アオガエル科]アマガエルに似ているが鼻先から鼓膜の後ろにかけての黒線がない。動作は鈍重で、人が触っても動かないくらいである。この写真は昨年撮影したものである。なお名は、ドイツのシュレーゲルという人が発見したのでこの名が付いたという。 シュレーゲルアオガエルの卵塊 [アオガエル科]田植えの終わった田んぼで、畦の斜面に横穴を掘って産卵する。ただし時には写真のように畦の元に産み、田の水に浮いていることがある。このカエルの鳴き声は「キリリリリッ キリリリリッ」といい声でなく。ちなみに田んぼでは「トノサマガエル」「ニホンアマガエル」「シュレーゲルアオガエル」の3種が鳴き声で競演している。 トノサマガエル ♂ [アカガエル科]田んぼでおなじみのトノサマガエル。標高650mの山中の池に出現するとは夢にも思わなかった。いったいどこからやってきたのか、検証が必要であ〜る
ヒダサンショウウオの幼生 [両生類有尾目サンショウウオ科] 子どもの頃「アンコウ」といって親しんだ、山の小さな渓流に生息するヒダサンショウウオ。写真は今年の3月に孵化した幼生である。現在の体長は4cmほど。やがて変態をして上陸するが、成体は101〜184mmになり、地域差が大きいとのこと。関東以西に生息している。この幼生は、黒川中切の山中の渓流で確認したもの。水中ではエラ呼吸をしているが上陸すると肺呼吸に変わる。
ニホンイモリ(アカハライモリ) [イモリ科]part 2
07−06−12撮影 D80−18〜200mm

夢の杜・蛙ヶ池に早くから住み着いたイモリ。この時期繁殖行動が見られる。一匹のメスに二匹のオスが近寄って求愛行動をしている。上のオスが赤い腹を見せて体をくねらせ、盛んにメス(中央)を挑発していた。
アズマヒキガエル? [ヒキガエル科]の幼生
07−06−16撮影 D80−18〜200mm

本土に住む2種類のヒキガエルのうち、東日本に住むのが「アズマヒキガエル」、西日本に住むのが「ニホンヒキガエル」と呼ばれている。両者を体色だけで区別することはできないとのこと。幼生は、変態(1cm程度の大きさで足が出て尾がなくなり、肺呼吸に変わる)して陸地に上がる。オタマジャクシで種類を見分けることは無理のようだ。
サワガニ [甲殻類サワガニ科]
07−06−12撮影 D80−18〜200mm

日本に産するただ一種の純淡水産のカニ。はさみは、多くの場合右が大きい。主に渓流(沢)に住むことからこの名がある。
ニホンイシガメ [カメ目バタグールガメ科]
07−06−17撮影 D100−170〜500mm

川岸近くの石の上に、甲羅干しをするため上がったところ。毎日決まった石に上がる。
最初2匹でいたところへもう一匹上がってきた。見ていると、相手の様子をうかがいながらあちこちと動いている。
モリアオガエル ♂ [アオガエル科]
07−06−30撮影 D80−18〜200mm

水中での姿態はユーモラスで、見ていて飽きない。『鳥獣戯画』を思い起こす。
モリアオガエル ♀ [アオガエル科]
07−06−30撮影

お腹が大きくふくらんでいる。産卵前のメス。
トノサマガエル ♀ [アカガエル科]
07−06−撮影

普通田んぼにいるが、山の中にも生息している。但し山では産卵を見たことがない。
モリアオガエル ♂が♀を見つけ、喉をふくらませて鳴いている。07−07−04 pm4:00撮影 次の瞬間、♀に向かって跳躍(左側) 素早く方向を変え♀に抱きつく。
この後場所を決め産卵行動に入る。それまでに複数の♂が集まってきて抱接する。
1匹のメスに2匹のオスが抱接している。メスは産卵と同時に膀胱に貯めていた水を排出し、後ろ足でこねて卵塊の中の卵が乾燥しないよう泡巣(ほうそう)をつくる。オスは精子をかけながら泡巣づくりに参加する。 こちらは1匹のメスに、5〜6匹のオスが抱接している 卵から孵ったばかりのオタマジャクシ(幼生)大きさは体長1cm、太さ1mmほどである。やがて自力で水中に落下する。
卵は約2週間で孵化し、その後1ヶ月で変態(肺呼吸)して上陸する。
ニホンヒキガエル [アカガエル科]
07−07−09撮影 D80−18〜200mm

本州にはニホンヒキガエル(近畿以西)アズマヒキガエル(近畿以東)ナガレヒキガエル(北陸から紀伊半島にかけての渓流)の3種のヒキガエルが生息しているという。写真のヒキガエルは、鼓膜の大きさと位置の特徴から、ニホンヒキガエルとほぼ断定できるが、岐阜県の美濃地方では、アズマヒキガエルと分布が重なっている可能性があると思われる。
ニホンヒキガエル part 2
ヒキガエルは、早春に産卵を終えると春眠に入り、餌が豊富になる初夏の頃再び姿を見せるようになる。灯火に飛来する蛾などをねらって人家の近くで見られることもある。
ヤマアカガエル part 3 [アカガエル科]
07−07−01撮影 D80−18〜200mm

枯れ葉の上でじっとしていると、その色に融けこんで見失うほどに見事な保護色である。環境によって体の色を変化させている。(part 1〜2参照)
ツチガエル [アカガエル科]07−08−15撮影
D80−18〜200mm

清流の黒川で撮影した。普通どぶ川を好むが、清流にも住むことが分かった。
モリアオガエルの幼生 07−08−20撮影
D80−18〜200mm

多くは後足も生えて上陸し居なくなっていたが、遅くに孵化したのが少し残っていて撮影できた。
ヒダサンショウウオの幼生 07−08−20撮影
D80−18〜200mm

ミミズ(7cmくらい)を入れたらさっそく食いつき飲み込もうとしている。

TOPPAGE

inserted by FC2 system